【EC業界情報】週間ニュースまとめ（2025-10-16）

1、Amazon

AmazonがFBM Ship+物流ソリューションを発表：自配送注文を無料で速達にアップグレード、配送期間を9日短縮
10月15日、Amazonは「FBM Ship+」という新たな物流ソリューションを正式に発表した。これは出品者の自配送注文向けに設計されたもので、追加費用なしで注文を速達配送にアップグレードし、消費者により正確な配送納期を提供する。パイロットデータによると、FBM Ship+を採用した注文の平均配送時間は9日以上短縮され、うち緊急輸送業者による速度は2.5日向上した。また、システムが智能的に設定した約束時間は手動予測の誤差を効果的に回避し、6.5日短縮を実現。これにより、出品者の売上高は平均34%増加した。本サービスは中国から欧州5カ国（英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン）および日本をカバーし、YunExpress物流の特別優待価格を提供、さらにキャッシュバックも対応する。加えて、欧州路線を利用する出品者は2025年末まで1注文あたり2元のアーリーバードキャッシュバックを受けられる。また、時間通りの発送率が基準を満たした出品者はアカウント健全性保護を獲得でき、遅延注文はパフォーマンススコアに影響しなくなる。350グラムの英国向け普通貨物注文を例にとると、FBM Ship+の実質運賃は32.4元で、従来の方案より1.49元削減され、配送到達時間は3日早まり、コストと納期の両面で最適化を実現した。
情報源：https://www.amz123.com/kx/WC65FOZ4

2、Google

Googleが折り畳み可能な新広告形式を導入、下部までスクロール後に閉じることが可能に
Googleはこのほど、新しい広告表示形式を発表した。「スポンサー」条目を目立つ共通見出しの下に統合し、折り畳み機能を導入した。ITMagazine.chの報道によると、ユーザーは全ての広告の末尾までスクロールする必要があり、それ以前は見出しが画面の上部に常時表示され続ける。新しいレイアウトでは最大4つの有料検索結果を表示し、ショッピング広告にも対応。現在、この機能はデスクトップ版とモバイル版で順次展開中である。この革新は、ユーザー体験と商業プロモーションのニーズのバランスを図りつつ、広告表示効果の最適化を目的としている。
情報源：https://www.amz123.com/kx/zYlfAtW4

3、楽天

楽天、米国でのクレジットカード事業上場を検討
10月15日、日本のEコマース及び金融大手の楽天グループが、同社のクレジットカード事業に焦点を当て、米国での初めての株式公開（IPO）の可能性を評価している。関係者によると、現在この計画はまだ初期段階にあり、同時に戦略的投資家への一部株式売却も検討されているという。この決定には、競合他社であるソフトバンクグループがPayPayの米国上場を計画していることも一部影響しているとされる。楽天カードは日本で発行枚数が最大規模の事業の一つであり、その利益は前年比約20%増の620億円に達した。グループ内で設定された中期目標は、利益を1,000億円まで引き上げることである。近年、楽天は銀行業務の東京上場を成功させ、さらに証券業務の上場も推進する計画だ。もしカード子会社が米国上場を実現すれば、これは楽天の金融領域における重要な進展を示すものとなる。
情報源：https://www.amz123.com/kx/IiV6UUOv

4、Amazon

Amazon、ホリデーシーズンの返品期間を来年1月末まで延長、FBAとFBM注文の両方に適用
10月15日、Amazonは2025年のホリデーシーズンにおける返品受付期間を2026年1月31日まで延長することを発表した。消費者は1カ月以上の追加的な返品が可能となる。この方針はAmazon物流（FBA）及び出品者自配送（FBM）による全ての注文に適用され、返品資格基準は変更ないままとされる。今回の延長は、ホリデーシーズンの買い物体験向上を目的とし、消費者により柔軟な返品オプションを提供するとともに、出品者が在庫管理とアフターサービスプロセスをよりよく計画することを支援する。
情報源：https://www.amz123.com/kx/fnz2IQ2o

5、Amazonブラックフライデー

Amazonブラックフライデー販売キャンペーンが確定：11月20日から12日間継続
Amazonは10月15日、2025年のブラックフライデー大販促が11月20日から12月1日まで、12日間行われることを正式に確認した。今回の秋の販促活動において、Amazonグリーンレーベル認証を取得した出品者の成績は顕著で、広告費を増加させることなく売上高が前年同期比43%から76%上昇し、同時に広告コストは40%低下、ACOS指標は著しく改善された。グリーンレーベル商品は22の専用無料トラフィック入口を享有し、検索推薦、ホームページ表示及び大販促特集ページなどの重要なシナリオをカバーする。Amazonのデータによると、グリーンレーベル商品の取引総額は平均13.3%向上し、販売数量は12.5%増加、プレミアム価格帯は10%-20%に達し、リピート購入率は一般商品より25%高かった。迫り来るブラックフライデーの競争において、グリーンレーベル出品者は追加で30%の露出増加を獲得し、予想コンバージョン率は18%向上、CPCコストは15%低下すると見込まれる。
情報源：https://www.amz123.com/kx/oVOMWD4A

6、Amazon

Amazonが二重軽減計画を導入、B2B出品者の物流と手数料コストを大幅削減
Amazon Businessは10月14日、B2B出品者の物流と手数料コストを削減し、大口注文の利益幅と競争力を高めることを目的とした「二重軽減優遇計画」を開始した。この計画の二つの核心的な優遇措置には、「FBA 1注文複数商品注文配送料軽減」が含まれる。これは、企業買い手が同一ASIN商品を一度に2個以上購入し、かつ当該商品が3%以上の企業割引を設定している場合に適用され、システムが自動的に点数に応じて段階的に配送料を軽減する。例えば、50点の注文では最大24.5%の物流コストを節約可能。もう一つの優遇は「大口注文手数料優遇」で、FBAまたはFBMのB2B注文が対象となる。1注文金額が1000米ドルを超え、かつ商品が3%以上の企業割引を設定している場合、超過分に対して段階的比例で販売手数料が軽減される。例えば、9000米ドルの注文では約320米ドルの手数料が節約できる。出品者は、企業価格または数量割引を設定することで優遇条件を達成できる。検索結果、商品ページ及び企業専用優遇ページ上でより多くの露出を得て、大口購入顧客を的確に接触するためには、5%以上の割引を設定し「企業割引ブルーバッジ」を獲得することを推奨する。本計画はコスト削減を通じて、出品者がより競争力のある大口価格を提供するよう奨励し、注文数と利益の両方を増加させることを目指す。
情報源：https://www.amz123.com/kx/pF6EJTFg