1、物流
物流大手2社が料金改定 越境ECコスト急騰
AMZ123の取材によると、FedExは8月18日から2つの主要な料金改定を実施する。米国向け貨物の取扱手数料は1.5ドル/件から2.5ドル/件に67%値上げされ、全ての輸入小包に適用される。さらに容積重量の計算ルールが強化され、1インチ(1センチ)未満の端数は切り上げられ、小包の容積が最大20%膨らむ可能性がある。この政策はより高い料金階層の適用や特大貨物追加料金の発生を招く恐れがあり、FedExは測定基準の統一が目的と説明している。
一方UPSも8月17日から大型貨物の新課金基準を導入。国内小包で容積が17280立方インチ(0.28m³)超、または重量が110ポンド(49.9kg)超の場合、大型小包追加料金(LPS)が適用される。追加処理料(AHS)の基準は640立方インチ(0.14m³)に引き下げられ、約60%厳格化される。両社の政策変更時期が重なり、越境ECの大型商品物流コスト構造に大きな影響を与え、業界関係者に重い負担となる見込みだ。
 
2、Amazon
アマゾン、ドローン配送の拡大を継続
AMZ123が入手した情報によると、米国運輸省と連邦航空局(FAA)は最近、新規制を提案し、「目視内飛行」の制限を撤廃し、ドローンが400フィート(約122メートル)以下の空域で目視外操作を行うことを許可する方針を明らかにした。これにより、荷物配達や農業散布などの商業利用が可能となる。
現在、アマゾンはFAAの承認を得て配達のパイロット事業を開始しており、2025年第4四半期にミシガン州ポンティアック市で60分配送サービスを開始する計画だ。配達範囲は12キロメートル以内で、重量は2.3キログラム以下の商品が対象となる。ドローンには障害物回避センサーが搭載され、庭先に直接配達されるため、交通渋滞の緩和が期待される。
 
3、Amazon
アマゾン、8月から2段階タイトル新ルール導入へ
AMZ123の情報によると、アマゾンは8月より2段階タイトル形式の新ルールを正式に実施する。メインタイトルは30~50文字に収め、ブランド名・商品カテゴリー・基本仕様を明確に表示。サブタイトルでは機能・使用シーン・ロングテールキーワードを独立して掲載し、モバイル端末での表示切れ問題を解決する。
この変更後、一部出品者のクリック率が30%急上昇し、検索結果3ページ目からトップページに順位が上がった事例も確認されている。新ルールは大手出品者が独占していたキーワード密度の優位性を打破し、中小出品者が「図書館向け」「子供専用」などのニッチキーワードで市場参入する機会を創出した。
実施にあたり、出品者はキーワードリストの整理、主力ASINの優先テスト、主副タイトルの簡潔化(キーワード重複2回以内)、特殊文字の使用禁止、データ分析ツールの活用などが必要となる。新たなトラフィックを獲得するため、早期の対応が求められている。
 
4、バックトゥスクールシーズン
米国家庭の学用品支出増加 消費戦略が割引とAIツールへシフト
AMZ123が入手した情報によると、国際ショッピングセンター協会(ICSC)の報告書で、2025年のバックトゥスクールシーズンを控え、物価上昇により米国家庭が消費戦略を見直していることが明らかになった。91%の購入者が価格上昇が購買行動に影響を与えたと回答し、56%は関税によるコスト増を懸念、80%は昨年より支出が増えると予想している。
これらの圧力に対処するため、62%の消費者がディスカウントストアを利用予定で、57%がAmazon、42%が1ドルショップを選択すると回答した。プロモーション活動が購買の決め手となっており、46%がTarget Circle Weekやプライムデーなどの重要プロモーション期間に集中購入を計画、90%がプロモーションが消費決定に直接影響すると述べた。
 
 
5、ChatGPT
OpenAI傘下のChatGPT、週間アクティブユーザー7億人に到達へ 前年比4倍増
AMZ123が入手した情報によると、OpenAIは月曜日、同社のChatGPTの週間アクティブユーザー数が今週中に7億人に達すると発表した。これは3月時点の5億人から増加しており、前年比4倍以上の急成長を意味する。同社によると、このデータには無料版、Plus Pro版、企業版、チーム版、教育版などChatGPTの全AI製品が含まれる。さらにChatGPTの1日当たりのユーザーメッセージ数は30億件を突破した。前年同期の2.5倍の成長率と比較しても、現在の成長速度はさらに加速している。
 
 
6、TikTok
TikTokがホーム消費の新たな入口に 中小ブランドの活用ガイド
AMZ123が入手した情報によると、TikTokはユーザーの77%が閲覧しながら購入するという驚異的な割合で、世界のホーム消費生態系を再構築している。新世代の消費者は#HomeTokタグを通じて、デザインの民主化やドーパミン美学など8つのトレンドを探求し、実際のユーザーが共有するDIYリフォームやサステナブルな生活ソリューションからインスピレーションを得て、商品発見から購入までの完全なサイクルを完結させている。このブルーオーシャン市場において、中小ブランドはTikTok for Businessが提供するAI駆動ツール「Smart+」を活用し、自動入札とクリエイティブ最適化による精密なターゲティング広告が可能だ。例えば清掃用品ブランドのSeawaysはインフルエンサー評価と広告を組み合わせ、2ヶ月でカテゴリトップに躍り出た。