今週の注目:
✨Google、マルチモーダルAI「Gemini 2.0」を発表
✨Instagram、視聴回数が少ない動画の画質を下げている
✨OpenAI、コードネーム「Orion」というAIモデルをの発売を否定
 
1、Amazon
米国サイトに格安商品コーナーを開設 
EC大手の米アマゾン・ドット・コムは、米国向けサイトに格安商品専用コーナーを設ける計画を進めている。出品者には、ジュエリーは8ドル(約1200円)、ギターは13ドル(約2000円)、ソファは20ドル(約3000円)といった約700品目の上限価格が通知されており、中国から輸入される雑貨や衣類が対象となる。商品は広東省東莞市の配送センターから直接発送されるため、配送コストが大幅に抑えられる。
近年、TemuやSHEINといった中国発の越境ECが安さを武器に急成長し、アマゾンのシェアを脅かしている。そのため、格安コーナーが開設されることで、価格に敏感な消費者を引きつけ、市場での地位を固めようとしている。
2、Instagram
視聴回数が少ない動画の画質を下げている
Instagramの責任者アダム・モッセーリ氏は、視聴回数が少ない動画の画質を下げる方針を明らかにして、長い間視聴されていない動画は冒頭のみが多く視聴されるため、低品質に移行し、再び頻繁に視聴されると高品質に戻ると説明している。この仕組みは、動画のパフォーマンスに基づいており、クリエイターへの影響についても言及されている。
また、画質よりもコンテンツが視聴されるかどうかに大きく影響するとし、小規模なクリエイターの競争への懸念については、内容が重要であると強調した。
 
情報源:https://www.theverge.com/2024/10/27/24280968/instagram-video-quality-lower-for-less-popular-videos
3、OpenAI
コードネーム「Orion」というAIモデルをの発売を否定
OpenAIは、次世代AIモデル「Orion」を今年12月までにパートナー企業向けに提供するとの報道を否定した。テクノロジー系メディアのThe VergeがOrionのリリース時期を初めて伝えたものの、OpenAIのサム・アルトマンCEOはこの情報を「制御不能になったフェイクニュース」として否定し、広報担当者は「Orionを2024年にリリースする予定はない」とコメントした。
TechCrunchによると、OpenAIはOrionのリリース時期について考察の余地を残しており、2025年以降の可能性も示唆されている。また、OpenAIはOrionとは別に「Strawberry」という新しいモデルの開発も進めていると報じられている。
4、Meta 
独自のAI搭載検索エンジンを開発中と報道される
Metaが独自のAI検索エンジンを開発中で、AIが生成した回答の要約を提供する予定だ。2024年2月から情報データベースを構築しており、GoogleやMicrosoftへの依存を減らすことを目指している。
同時に、著作権保護コンテンツの使用やウェブクロールに関するリスクも懸念されている。また、MetaはGoogleマップに対抗する位置データの構築にも取り組んでおり、独自のプラットフォーム確立を目指している。記事作成時点でMetaからの公式コメントはない。
 
情報源:https://www.theverge.com/2024/10/28/24282017/meta-ai-powered-search-engine-report
5、Google
サイトリンク検索ボックスの廃止を発表
10月21日、GoogleはGoogle検索のコアアルゴリズムの公式最新情報などを発信するGoogle検索セントラルブログで、Google検索におけるサイトリンク検索ボックスの廃止を発表した。
サイトリンク検索ボックスは、2014年に発表された検索機能で、検索結果ページから簡単に「site:検索」を行うことが可能だった。しかし、このサイトリンク検索ボックスの使用率が低下しているため、検索結果ページを簡素化するために2024年11月21日で廃止すると発表された。
 
情報源:https://www.theverge.com/2024/10/21/24276184/google-sitelinks-search-box-discontinued
6、Google
マルチモーダルAI「Gemini 2.0」を発表
Googleは、去年12月に発表したマルチモーダルAI「Gemini」の次世代モデル「Gemini 2.0」を2024年12月に発表する予定だ。Gemini 2.0は、パフォーマンス向上が期待されているものの、現時点ではそれほどの進化が見られないと報じられている。
また、Gemini 2.0ではAIエージェント「Project Astra」のような新機能が期待されており、Googleは迅速なユーザーアクセスを目指しているようだ。なお、OpenAIは同時期に次世代モデル「Orion」を発表する計画を否定している。
 
情報源:https://www.theverge.com/2024/10/25/24279600/google-next-gemini-ai-model-openai-december
7、ByteDancae
広告事業の伸び鈍化で業績に打撃
TikTokを運営する中国テック大手のバイトダンスは、2024年1-9月期に売上高の伸びが鈍化し、利益率も低下していると報じられています。主な課題は、国内広告収入の失速、地政学的影響によるTikTokの収益減少、大規模言語モデルへの巨額投資だ。
特に中国の広告収入は、前年同期比で約40%から17%以下に減少し、目標に届いていない。この原因は、中国版TikTok「抖音」の電子商取引事業の成長が鈍化しているためである。