今週の注目:
✨メルカリ、最短3タップで出品できる「AI出品サポート」を提供
✨Shopify、Roblox内でShopifyの商品を購入できる
✨Google、Googleフォト、動画編集ツールとAIプリセットを追加
 
1、メルカリ
最短3タップで出品できる「AI出品サポート」を提供
9月10日,メルカリは、最短3回のクリックで出品を完了できる「AI出品サポート」を提供すると発表した。これにより、ユーザーはメルカリに商品を出品する際、写真を撮影またはアップロードし、カテゴリを選択するだけで、商品説明や商品状態、販売価格など出品に必要な情報が自動入力される。
タイトルや説明文を考慮する必要がないため、スムーズな出品が促進される。このツールの導入により、「出品時の商品情報の入力が負担に感じる」「売りたい不要な商品があるが、出品作業が面倒」「商品説明をどの程度記載すべきかわからず出品が中断する」といった課題の解決が期待されている。
 
情報源:株式会社メルカリ「〜写真を撮ってカテゴリーを選ぶだけで商品情報が作成され、最短3タップで出品が完了〜」(2024//09/10)
2、Google 
Googleフォト、動画編集ツールとAIプリセットを追加
Googleは、AndroidおよびiOS向けの「Googleフォト」に動画編集機能を刷新し、AIによる自動編集機能を搭載することを発表した。Androidデバイスでは、編集ツールが前面に表示され、色強化やトリミング、スローモーション作成が簡単に行える。
さらに、AIを活用してトリミング、照明調整、速度制御、モーショントラッキング、ズームインなどが自動で行える機能も展開されており、両方のプラットフォームに実装される予定だ。Googleは「これらのアップデートは2024年9月24日から順次展開する」と述べている。
3、Meesho 
祝祭シーズンのため85万人の雇用機会を生み出す
9月5日、インドの電子商取引業者Meeshoは祝祭シーズンのため、Tier 3やTier 4と呼ばれる小規模都市と町で85万人の雇用機会を創出することを発表した。
これは昨年より70%増加し、主にMeeshoの販売者で50万人を雇用し、自社物流部門のValmo、第三者物流供給業者のDelhivery、Ecom Expressで35万人のアルバイトを雇用した。Meeshoのある部門のCEOは、この取り組みは中小企業、地方メーカー、物流供給業者の業務拡大をサポートし、経済成長を促進すると述べている。
情報源:Business Standard. "Meesho hires 850k staff before festivals, mostly from tier-3, tier 4 cities"(2024/09/05)
4、Shopify 
Roblox内でShopifyの商品を購入できる
カナダのEコマース事業者Shopifyは9月6日、メタ・ユニバースを運営するRobloxと提携し、Shopifyで販売する商品をRobloxのゲーム仮想空間で販売すると発表した。Roblox初のコマースパートナーとして、Shopifyは自社の決済システムをRobloxに接続し、2024年内にパイロット版の提供が開始され、2025年初頭に正式に発表される予定だ。
この提携により、クリエイターやブランド、その他の企業は、Robloxのスペースで物理的な商品を販売し、ゲームをプレイしているユーザーに購入してもらうことができるようになる。
情報源:Shopify Japan株式会社「ShopifyとRobloxが提携し、没入感あるメタバースショッピングを提供」(2024/09/11)
5、TikTok Shop 
マレーシアの10万社以上の中小企業をサポート
TikTok Shopはマレーシアでのデジタル経済発展への取り組みを強化した。マレーシア対外貿易開発公社(MATRADE)、連邦農業マーケティング局(FAMA)、マレーシアデジタル経済公社(MDEC)などの政府機関との協力により、10万社以上のMSME(中小零細企業)にEC関連のサービスを提供しているほか、ライブコマースコンテストの共同開催なども実施している。
TikTokマレーシア担当者により、私たちが提供するトレーニングは電子商取引の運営技術だけでなく、コンテンツ製作、アフィリエイトマーケティング、ライブビジネスなどのソーシャルビジネスの活用方法も指導している。
6、Alibaba
競合他社が提供する支払い手段WeChat Payを導入する予定
9月4日、中国の大手電子商取引業者Alibaba(アリババ)は、競合他社のTencentが提供する支払い手段WeChat Payを導入することを発表した。これまで、Alibabaは自社決済手段のAlipayのみを提供していた。
今回の発表では、Alibabaが安価なECプラットフォームTemuを運営するPinduoduoなどの競合企業や、低迷する中国の消費者支出の影響を受けている中国国内の電子商取引市場の成長を再活性化しようとした動きが現れた。
中国最大級のモバイル決済アプリであるため、WeChat Payのサービスの開始により、Alibabaは地方などの発展途上地域における市場シェアを拡大することができる。
情報源:CNBC "Alibaba to allow payment through Tencent's WeChat Pay for the first time on e-commerce apps"(2024/09/04)
7、Coupang
2025年までに物流事業へ3兆ウォン投資する
9月3日、韓国の大手電気商取引業者Coupangは2025年までに3兆ウォンを投資し、韓国国内9つの地域にフルフィルメントセンターを建設し、1万人以上の新しい雇用を創出する予定だと発表した。この投資は、同社が2027年までに「ロケット配送」と呼ばれる超高速配送サービスを全国に拡大する戦略の一環である。今回の拡大により、ソウル以外の地域の雇用は約65,000人増える見込みで、Coupangが直接雇用する従業員は全体で約80,000人になる。同社はすでに6.2兆ウォン(約6,500億円)を物流ネットワークの構築に投資しており、現在30の地域に100以上の施設を有している。
情報源:chosun "Coupang invests $2.2 billion to expand rocket delivery nationwide"(2024/09/03)