今週の注目:
✨Temu、イリノイ州で集団訴訟に直面している
✨メルカリ、取引の4割以上を占めるカテゴリーは「エンタメ・ホビー」
✨短編動画Reels、人気がTikTokを上回った
1、Amazon
火傷の危険性のため、SWOMOGの子供用パジャマを緊急リコール
CPSC(米国消費者製品安全委員会)によると、アマゾン限定で販売されていたSWOMOGの子供用ツーピースパジャマセットは連邦の可燃性基準を満たしておらず、子供に火傷の恐れがあるという。消費者はリコール対象となるパジャマを直ちに子供から遠ざけ、使用を中止して、地方および州のリサイクル法に従って処分する必要がある。
2、eBay
競争の激しい市場におけるeBayの苦戦
eBayはAmazon、Walmart、Shein、Temuなどの競合他社に市場シェアを奪われており、ユーザーベースと収益が縮まりつつある。eBayのアクティブユーザー数は停滞しており、2022年第1四半期の1億3,800万人から1億3,100万人に減少してきた。同社は、特にイスラエルで数回のレイオフを実施したという。アナリストによると、eBay衰退の原因は多数の買収を効果的に統合し、焦点を絞った製品戦略を維持できなかったことにあると考えられた。
3、Temu
イリノイ州で集団訴訟に直面している
中国の電子商取引会社Temuは、リトルロック – ティム・グリフィン司法長官によりアーカンソー州不正取引慣行法(ADTPA)およびアーカンソー州個人情報保護法(PIPA)に違反したとして告発された。訴状ではまた、このオンラインマーケットプレイスは、携帯電話のセキュリティシステムを回避してユーザーのプライベートメッセージを読み取ったり、通知を追跡したりできるため「危険」であると主張している。
情報源:Popular online retailer Temu facing a class-action lawsuit in Illinois over data privacy concerns
4、メルカリ
取引の4割以上を占めるカテゴリーは「エンタメ・ホビー」
最近情報によると、株式会社メルカリは2024年7月2日で「メルカリ」サービス開始11周年を迎えた。これを記念するため、「メルカリ」の過去トレンドや傾向を振り返るデータを公開することにした。その中、カテゴリー別シェアから見ると、「キャラクターグッズ」や「タレントグッズ」「トレーディングカード」などを含む「エンタメ・ホビー」というカテゴリーがメルカリの取引件数の4割以上を占めていると明らかになった。
情報源:メルカリ、サービス開始11周年記念インフォグラフィックスを公開
5、短編動画Reels
Instagramの人気がTikTokを上回った
Metaは2020年よりInstagramに短編動画機能Reelsを導入して以来、ユーザーエンゲージメントをめぐってTikTokと激しい戦いを繰り広げてきた。最近、モルガン・スタンレーが3月に16歳以上の米国消費者2,000人以上を対象にした調査によると、Instagramユーザーの37%が現在Reelsを毎日利用しており、78%が毎月利用している。英国、日本、ブラジルなどさまざまな国で、Instagramの人気がTikTokを上回ったという。現在、月間利用量ではトップ10の動画サービスの中でTikTokを上回っている。
情報源:Instagram Reels Rivals TikTok’s Global Appeal, New Data Reveals
6、OpenAI
懸念?ハッキング被害にあったOpenAI
チャットAI・ChatGPTの開発元として知られるOpenAIが、2023年初頭にハッキングされていたことが明らかになった。2023年、ハッカーがOpenAIの内部メッセージングシステムにアクセスし、AI技術の設計に関する詳細情報を盗んだとThe New York Timesに報じられた。しかし、実際にAI技術が盗まれたわけではなく、OpenAIの幹部はこの出来事を公表しないことに決めた。また、このハッカーは海外の政府機関とつながりを持たない民間人であると考えられていたため、ハッキングが国家安全保障に対する脅威ではないと判断し、連邦捜査局(FBI)を含む法執行機関への報告も行われない。この事件はでは、OpenAIは引き続きユーザーデータを保護するためのセキュリティ対策を強化している。
7、Amazon
ChatGPTと競合するAIチャットボットを開発中
Business Insiderの報道によると、AmazonはOpenAIのChatGPTと競合するAIチャットボット「Metis」を開発しており、今年後半に発表される可能性があるというこのチャットボットは、問い合わせに対して「会話形式」でテキストで回答し、情報源へのリンクを提供し、フォローアップの質問を提案し、さらには画像を生成することもできる。 これまでのところ、Metis は他の生成AIとまったく同じように機能しているように見えるが、「検索拡張生成」という技術の活用も考えているようだ。これにより、競合他社よりAI において大きな優位性を築く。